「白鳥沢で“次期エース候補”って言われてたけど、その後どうなったの?」
『ハイキュー!!』を読み終えたあと、一度はこんな疑問を持った方が多いと思います。
- 高校卒業後の進路(大学進学〜VリーグV1入り)
- 所属チーム「Azuma Pharmacyグリーンロケッツ」の立ち位置
- 「次期エース候補は報われたのか?」というテーマ
- プレースタイルや成長の方向性に関する考察
五色の「将来」「その後」「大人編」で気になっている部分を、一気に整理できる内容になっているので、ぜひ最後まで読んでいってください!
五色工はプロになった?【結論から先に】
大人編の五色工は「大学4年+VリーグV1選手」
結論から言うと、五色工は白鳥沢学園を卒業したあと大学に進学し、
大学4年生の時点で VリーグDivision1 の「Azuma Pharmacyグリーンロケッツ」に所属するアウトサイドヒッター(OH)になっています。
つまり、白鳥沢学園→大学バレー→VリーグDivision1(V1)という「バレーエリートの王道ルート」をきっちり踏んでいるんですよね。
さらに、最新の公式情報(ハイキューマガジン)では、
2025年の時点でも五色がグリーンロケッツでプレーを続けていることが明かされています。
ポジション表記は高校時代と同じウイングスパイカーに相当するOH。
高校の頃と変わらず主力アタッカー枠でありつつ、役割の幅はより広がったと考えられます。
五色は「プロ」なのか?Vリーグと立ち位置
では、「プロになったのか?」という問いにどう答えるべきかなんですが、所属は日本トップカテゴリーのVリーグDivision1で、公式には「プロチーム」として扱われているクラブで継続的にプレーしているという条件を踏まえると、「プロレベルの選手になった」と見て差し支えない立場だと言えます。
現実のVリーグでも、企業に所属しつつプレーする"実業団的な選手"と純粋なプロ契約選手が同じチームに混在しているケースが多くて、「社員か専属か」でプロ/アマをきっちり線引きするのは難しいんですよね。
五色についても、作中では契約形態までは明かされていないんですが、日本トップリーグのV1でプロを含む選手たちと同じ土俵で戦っているという点で、「プロと同じレベルのステージに到達した」と考えてよいポジションにいると思っています。
てかそもそも、V1で戦えているだけで十分すごいことなんですよ……!
五色工の進路を時系列で整理|白鳥沢→大学→Vリーグ
ここからは、「五色工の進路」をざっくり時系列で整理していきますね。
白鳥沢時代の五色工|“次期エース候補”としての高校時代
五色工が初登場したのは、白鳥沢学園高校バレー部の1年生としてでした。
- 1年生にしてスタメン
- ポジションはウイングスパイカー(WS)
- 「牛島若利の後継者」「次期エース候補」として期待される
という、かなりハードルの高いポジションに置かれていたキャラです。
ストレート主体のパワーあるスパイクとジャンプ力が持ち味なんですが、作中ではミスも多くて、経験値やメンタル面の未熟さも描かれていました。見ていてハラハラするというか…
「頑張れ!!!」って応援したくなる感じ
その一方で、監督から一番厳しく叱られていたり、自分でも「エースと呼ばれたい」と公言していたりと、「期待されているがまだ完成していない次期エース」というポジションがはっきり強調されているんです。
五色が高校に在学した頃の白鳥沢は、牛島世代のように"全国で無双している王者"というより、地元・宮城の強豪であることは変わらないけど、全国レベルでは、かつてほどの絶対的な存在ではなくなりつつあるという空気感で描かれています。
その時期の主力ウイングスパイカーが五色なので、「結果は以前ほど派手ではないけど、それでも全国を狙えるレベルのチームのエース候補」という立ち位置だったといえますね。
高校卒業後〜大学時代|進路は大学バレー継続
高校卒業後、五色は大学に進学します。
どの大学か、どのリーグで戦っていたのかといった具体的な名称は、原作や公式資料では明言されていません。
ただし、大学4年生の時点でVリーグDivision1のクラブに所属していることから、大学バレーでも競技を継続していて、その中でVリーグからのスカウトや推薦を受けるレベルの選手になっていたということはほぼ確実です。
大学バレーは、インカレやリーグ戦など対外試合の機会が多くて、競技と学業・生活力を両立しつつ、実戦経験を積めるという意味で、現実のトップ選手でも非常に重要なステージのようです。
五色もそこで着実に経験値を積み上げたからこそ、V1クラブから声がかかるポジションまで成長したんだと思います。
諦めずに続けてきた結果がここに繋がってるんだなあ…
大学4年〜その後|VリーグV1・Azuma Pharmacyグリーンロケッツ所属
大学4年生の時点で、五色はVリーグDivision1のAzuma Pharmacyグリーンロケッツ所属、ポジションはOH(アウトサイドヒッター)としてプレーしています。
その後も、少なくとも2025年時点までは同クラブでプレー。
簡単にタイムラインを整理すると、イメージは次のようになります。
- 高校1年:白鳥沢学園で「次期エース候補」として台頭
- 高校3年:牛島世代の後を継ぐエース候補として最後のシーズン
- 大学1〜4年:大学バレー+Vリーグとつながるレベルまで実力を引き上げる
- 22歳(大学4年):VリーグDivision1・Azuma Pharmacyグリーンロケッツ所属のOH
- その後:少なくとも2025年時点でもV1でプレー継続
高校時代、常勝とされていた白鳥沢がなかなか全国に出られないことを、きっと自分の責任だと感じたりしていたんじゃないかなと思っていたんですが、
結果的にはきちんとトップリーグまで到達している、かなり“報われている”ルートだと言えるんじゃないかと思います。
五色工が所属するAzuma Pharmacyグリーンロケッツとは?
企業名を冠したV1所属のプロチーム
Azuma Pharmacyグリーンロケッツは、作中で日本のVリーグDivision1に所属する、プロチームとして扱われるクラブで、企業名(Azuma Pharmacy)を冠した名前で描かれているチームです。
現実の日本バレー界でも、Vリーグから新しくSVリーグへと移行する段階で、企業が母体の実業団クラブから、プロ化・地域密着型クラブへの移行が進行中という流れがあったりします。
長らく企業チームとして活動していたクラブが、プロリーグ発足に合わせてチーム名から企業名を外し、地域名ベースのブランディングに変えていくケースも出てきているんですよね。
Azuma Pharmacyグリーンロケッツは、企業名を冠しつつもV1に所属するプロクラブとして描かれているという意味で、まさに「実業団クラブとプロクラブの中間〜プロ寄り」のイメージに近い存在だと思います。
そこに所属しているということは、「会社員の延長でちょっとバレーもやっています」というレベルではなく、プロと同じ土俵で、トップ選手たちと戦っているというステージなんだろうと推測できます。
桐生八と同じチームで戦う環境
Azuma Pharmacyグリーンロケッツには、全国クラスのエースとして描かれる桐生八も所属しています。
高校時代の桐生は、牛島若利に並ぶレベルの“怪物クラス”のエースとして登場していたキャラ。
あの桐生と同じV1クラブでOHとしてプレーしているという事実だけでも、五色の実力が"次期エース候補止まり"では終わっていないということが伝わってきます。
レギュラーか控えか、どれくらいの出場時間を得ているのかまでは公式には描かれていませんが、
少なくとも「V1で桐生クラスと一緒にプレーできる位置」にいる、それだけの選手になっているということですよね。
高校時代からの成長を感じざるを得ない…!!!
「白鳥沢の次期エース候補」は報われたのか
牛島の影にいた五色工|高校時代の“わりを食っている立場”
白鳥沢学園在籍時の五色は、チームに絶対的エース・牛島若利がいて、その背中を追いかける「次期エース候補」、1年からスタメンだけど精神的にも技術的にもまだ未熟という、かなり"割の悪いポジション"にいました。
- 活躍しても「牛島の後継者候補」としてしか見てもらえない
- 負ければ「牛島世代の後の白鳥沢は弱くなった」と言われる
- 叱られ役も背負わされやすい
という構図になりやすく、
読者から見ても「ちょっと不憫だな」と感じやすいキャラクターだったと思います。
実際、五色が2年になってからの白鳥沢は、全国への切符を烏野や伊達工に奪われてしまっていて、牛島世代ほどの圧倒的な成績は残せていません。
「全国王者として君臨し続ける白鳥沢」という時代ではなくなっているという空気感で描かれています。
その中心にいるウイングスパイカーが五色なので、彼自身も「結果の出づらいチーム状況」の中でエース候補を担っていたというかなりツラい立場だったんじゃないかなと思います。
大人編の五色はどこまで牛島に追いついたのか
一方、大人編の五色は、大学を経てVリーグDivision1のクラブで、少なくとも2025年時点までプレーを続けているというところまで描かれています。
牛島若利もまた、Vリーグや海外リーグで活躍するトップ選手として描かれていますが、
少なくとも「トップカテゴリーで戦う」という意味では、五色も同じ土俵に上がることに成功しています。
牛島は高校時代からほぼ完成された"怪物エース"で、五色は高校時代は不安定で空回りも多かった"次期エース候補"というスタートラインの差を考えると、すぐに追いついたわけではないけど、時間をかけて、最終的には同じレベルのステージにたどり着いたという、かなり"じわじわ報われていくタイプ"のキャラクターだと言えますね。
五色工と関わりのあるキャラとの関係性(大人編時点)
牛島若利|“越えたいエース”であり続ける存在(※ここから一部考察)
高校時代の五色にとって、牛島若利はチームの絶対的エース、目標であり、どうしても追いつきたい背中という、特別な存在でした。
大人編では、ふたりが直接会話するシーンは描かれていないんですが、牛島はVリーグや海外リーグで活躍するトップエース、五色もVリーグDivision1でプレーを続けているという点から、同じトップカテゴリーで戦っている同世代の選手という関係になっているんですよね。
高校時代の五色は「牛島に認められたい」「いつか越えたい」という感情を強く持っていました。その五色が、時間はかかりつつも同じV1の舞台に立っている以上、今でも牛島は単なる"昔の先輩"ではなく、「いまも追いかけ続けている基準・目標」であり続けているんじゃないかと思うんです。
牛島と五色の関係性って、すごく一方通行的に見えるかもしれないけど、五色にとっては確実に「追い続ける価値のある存在」なんだろうなぁと……そう考えると、同じV1に辿り着いた五色は、まだ牛島を追いかけているんじゃないかと思います。
桐生八|同じチームでプレーする“真面目同士”のエース候補(※関係性は考察寄り)
大人編では、五色はAzuma Pharmacyグリーンロケッツ、桐生八も同じチームに所属しています。
一方で、作中では五色と桐生が直接会話しているシーンや、ふたりが絡んでいる詳しい描写は出てきていません。関係性の細かいところは、読者側が補完するしかない状態です。
オタクの出番だ!!
高校時代から真面目でストイックな桐生と、真面目すぎて空回りしがちだけど叱られながらも食らいつく五色という共通点を考えると、「性格的にはかなり相性が良さそうな2人」じゃないですか??
同じチームのOHとして、練習に真面目に取り組む"エース格同士"、試合では互いに火力を出し合う二枚看板ポジションのような関係になっていても不思議ではないと思うんです。
この2人の練習風景とか見てみたすぎますね~!絶対良い相乗効果生まれてると思うんですよ…
日向翔陽|高校時代から続く“尊敬と刺激”のライバル
高校時代、五色は合宿で日向からラインショットをベタ褒めされて、素直に気分が良くなって追加練習に付き合うなど、「褒めてくれる相手=ちょっと意識する相手」として日向を見ていましたよね。
大人編では、黒尾主催のエキシビションマッチで、試合前に五色が日向に明るく挨拶している場面が描かれています。ここでも、距離感はかなりフランクで(さりげなく下の名前呼びでした)、「かつて合宿で一緒に練習した仲間」から、「世界トップレベルの舞台で戦う同世代プレーヤー」へと関係がアップデートされているんだろうなと。
高校時代は「褒められ慣れていない五色を、真正面から褒めてくれた人」で、大人編では「同じく世界で戦う、認めざるを得ない存在」という、尊敬と対抗心が入り混じった関係だと整理できそうです。
日向と五色の関係性、もっと見たい…!!
白鳥沢のチームメイトたち|“なんで俺んちなんですか?”が続いている関係
大人編で特に印象的なのが、
天童・牛島が出演したテレビ番組(情熱大陸風のドキュメンタリー)を、白鳥沢メンバーが五色の実家に集まって一緒に見ているシーンです。
この場面は、高校時代に春高の試合を白鳥沢の寮で、五色の部屋にみんなが集まって観戦していたという描写と、きれいに重なっています。
どちらのシーンでも、五色が
「なんで(いつも)俺んち(俺の部屋)なんですか?」
とツッコミを入れているのが変わらない関係性を感じさせてなかなかエモい。
チームメイトから「そこそこいじりやすい存在」として見られている一方で、「遠慮なく押しかけられるくらい安心感のある相手」として信頼されているということなんじゃないかと思うんです。
まあ断りはしないだろうしなんだかんだ言いくるめられるだろうと白布あたりから思われてるだけの感じもしますが…。笑
高校の時点では「叱られ役」「いじられ役」として少し損な役回りにも見えましたが、大人編では「それでもなお集まりの中心にされるくらい、チームメイトとの距離が近いキャラ」として描かれてるなあと感じます。
五色、愛されてるね!!!
五色工のプレースタイルと成長ポイント
高校時代の武器|パワーとストレート主体のWS
高校時代の五色の特徴を整理すると、ざっくり次のようになります。
- ジャンプ力とパワーを活かした直線的なスパイク
- 特にストレートの鋭さが武器
- 精度や状況判断には課題も多い
- 守備面やレシーブは発展途上
また、公式プロフィールでは、
- 高校時点の悩み:もっと鋭いクロスを打てるようになりたい
- 大人編以降の悩み:サーブの精度・威力を上げたい
といった形で、「自分の課題」をちゃんと自覚している様子が描かれています。
高校時代は、長所が素直さとパワー、短所が視野の狭さ・柔軟性のなさといったアンバランスさがあるキャラでした。でも、自分の課題を認識できているというのは、成長の証ですね。
VリーグOHとして求められるスキルと、五色の伸びたであろう部分(考察)
現在の五色はVリーグV1でOH(アウトサイドヒッター)としてプレーしています。
このポジションは、サイドからの得点源としてのスパイク、サーブレシーブ・ディグなどの守備、ブロック・カバー、戦術理解と状況判断など、総合力をかなり高いレベルで求められるポジションです。
その前提を踏まえると、五色がV1のOHとしてプレーできている時点で、レシーブや守備力、コースの打ち分け(クロス/ストレート)、自分をコントロールするメンタル面あたりは、少なくとも高校時代と比べて相当磨かれているはず!
特に、「クロスが課題だったWSが、OHとして使われている」「悩みがサーブに移っている」という変化は、攻撃面の基礎スキルはある程度改善済みで、そのうえで試合を左右する"サーブ"を次の課題に据えているという、成長のステップとして読めるんじゃないかと思います。
高校時代の「褒められたくて空回りする五色」から、大人編では「チームの一員として、役割を果たすことを重視する五色」へと、内面の成長も進んでいるように感じるんです。
高校時代はどこか焦っていて、「エースと呼ばれたい」という欲求が先行していましたが、大人編の五色は「チームで勝つために必要なことをやる」という意識に変わっているんじゃないかと勝手に妄想しております。
五色工の将来・その後に関するよくある質問【Q&A】
最後に、検索ニーズが多そうな疑問をQ&A形式で整理しておきます。
Q. 五色工は最終的にプロ選手になったの?
A. 五色は大学4年時点でVリーグDivision1のAzuma Pharmacyグリーンロケッツ所属のOHになっていて、最新の公式情報では2025年時点でも同クラブでプレーを続けています。
契約形態(社員選手か完全プロ契約か)は明言されていませんが、
トップリーグのV1でプレーしている時点で「プロと同じ土俵にいる選手」と言ってよい立場だと思います。
Q. 五色工はどこの大学に進学したの?
A. 作中および公式資料では、大学名は明かされていません。
Q. 五色工は日本代表になっている?
A. 現時点で、五色が日本代表に選ばれたという公式情報はありません。
ただし、VリーグDivision1でプレーを続けているということは、常に代表候補と同じカテゴリーにいる選手であることは確かなので、今後の活躍次第では、代表入りや国際大会出場の可能性も十分にあるポジションだと考えられます。
Q. この先の将来、五色工はどこまで行けそう?
A. 性格やこれまでの描写から見ると、五色は「一気にブレイクするタイプ」ではなく、叱られながらも粘り強く続ける、自分の課題を自覚してコツコツ克服していくという、"積み上げ型"の選手なのではないかと思います。
時間をかけて実績を積み上げていけば、Vリーグの看板OH、代表候補、場合によっては海外リーグ挑戦といった未来も、十分にあり得るキャラクターだと考えています!
まとめ|五色工の将来・その後を一言で言うと
- 白鳥沢在学時は「牛島の後ろにいる次期エース候補」
- 高校時代の結果だけを見ると、やや“割を食っている”印象もあった
- 卒業後もバレーを続け、大学→VリーグV1・Azuma Pharmacyグリーンロケッツ所属のOHへ
- 少なくとも2025年時点でもV1でプレーを継続している
- 時間はかかったが、トップ選手と同じ土俵にきちんとたどり着いた
五色工は、「天才エースが最短距離で頂点に行く物語」ではなく、うまくいかない時期も含めて、叱られながらも諦めずに続けて、最終的にトップリーグまで登っていくという、"現実的な成功ルート"を体現しているキャラクターだと思います。
高校時代の五色にモヤモヤを感じていた人ほど、大人編の情報を知ると「ちゃんと報われていてよかった」と安心できるはずです。
ここから先は、ぜひあなた自身の中で、「五色がどんな選手・どんな大人になっていくのか」を想像してみてください!きっと、まだまだ成長し続ける五色の姿が見えてくるはずです!

