どうも!長十郎です。
中学受験や家庭学習を始めるときに、「通信講座ってどうなんだろう?」と気になったことありませんか?
進研ゼミやスタディサプリ(スタサプ)は特に有名なので、試してみたい!と思う方も多いはず。
我が家でも、実際にこの2つの通信講座を試してみました。 でも結論から言うと、 息子には合わずにやめています。
この記事では、 なぜ通信講座を選んだのか、なぜやめたのか、実際に使ってみて感じたリアルなメリット・デメリット を、発達特性のある息子の体験談を交えてお話します。
これから通信講座を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!
【この記事の結論】
- 進研ゼミとスタサプはどちらも「自主性」が求められる
- 伴走が必要なら塾や対面指導の方が楽
- 低学年〜中学年の学習習慣づけには進研ゼミ(紙)もおすすめ
- 精神年齢が高い子や先取りしたい子にはスタサプが合う
- どれが合うかは実際に体験して決めるのが一番早い!
進研ゼミとスタサプを始めた理由

当初は中学受験を考えていなかった
通信講座を始めた当初は、中学受験については全く視野に入れていませんでした。
私も夫も田舎育ちで中学は公立でしたし、今住んでいる地域もそこそこ田舎で、「私立は頭の良い子が行くところ」というイメージがありましたし。
なので、低学年、中学年のうちから塾に入れようという発想すらありませんでした。
習い事に踏み切れなかった理由
さらに、特に習い事もさせていませんでした。
息子は発達がゆっくりで、他害はないけれどペースが遅くて周りに迷惑をかけるかもしれないし、他の子とうまくやっていけるか?いじめられないか?という不安が強くて。

場所見知りもあって、新しい場所に慣れるまで1年以上かかることもありましたしね
そんな背景もあって、無理に外の習い事をさせることにためらいがありました。
「必要以上に負担をかけたくない」という気持ちが強かったです。
通信講座なら自分のペースでできると思った
そんな中、通信講座は 誰にも迷惑をかけず、自分のペースで学べる のが魅力的に思えました。
「これなら息子も取り組みやすいんじゃないか?」と期待して、まず低学年のころに進研ゼミを始めることに決めました。
進研ゼミをやめた理由

親の伴走なしでは続かなかった
小1のときは紙媒体の進研ゼミをやっていたんですが、当時は 親が横で一緒にやる という意識がまったくなく、完全に子どものやる気に任せていました。

結果、やるわけなし
当然ながら、テキストはどんどんたまっていくだけで、結局ほとんど手つかず…。
今振り返ると、 「親の伴走なしで通信講座をやってもらうのは無理すぎる」 と痛感しています。
タブレット学習のデメリット
発達について診てもらっていた先生から「視覚優位だからタブレット学習が合うかも」と言われて、紙媒体のものからチャレンジタッチに変更。
4レッスンやったらゲーム1時間OKという仕組みを作って、2年ほど続けました。
でも、 成績の上昇や基礎力の定着はあまり感じられず…。
一番疑問に思ったのは、解き直しのタイミングです。
1レッスン終わるとすぐに間違い直しができるんですが、 答えをまだ覚えている状態なので、定着には繋がりにくい!
今、伴走して解き直しノートを作るようになって実感しましたが、 本当は3日後くらいに解き直すのが一番効果的 だと思います。
さらにタブレットの感度が悪くて、漢字がうまく書けずに息子がイライラ…。

それを見ている私もイライラ…。
このループはなかなかつらかった。
デジタルより紙が合うと感じた
もし今、進研ゼミを再開するとしたら 迷わず紙媒体にします!
最近は教科書や教材もデジタルから紙への回帰が注目されていますが、実際に使ってみても 紙の方が頭に残っているんじゃないか?という感覚 がありました。
地方での中学受験なら、高学年から塾に入れれば十分だと私は感じています。
それまでの低学年〜中学年の間に学習習慣をつけるためなら、 紙媒体の進研ゼミはアリ!

ただし親の伴走必須!
子どもに任せておいてもやりません。
親がある程度管理して、テキストを進めるペースを作ってあげる必要があります。
コツコツ繰り返すうちに、ちゃんと学習内容も身についていくと思います。
ただ、進研ゼミだけで受験対策をするにはちょっと足らないかもしれません。
地方の中堅校は基礎~標準レベルを求められるので、進研ゼミだと基礎固めにはなるけど標準レベルまではカバーしきれないんじゃないかなと思います。
首都圏の中学受験を想定した思考力を鍛えるコースもありますが、逆にそれは過多かなあとも思いますし。
あくまで学習習慣づけにおすすめしたいです。
紙媒体なら解き直しをいつするかはこっちで選べますしね。
スタサプをやめた理由

自主性が足らなかった
チャレンジタッチをやめてから家庭教師を雇うまでの間、しばらくスタサプ(スタディサプリ)を使っていました。スタサプはコスパが良く、余計なテキストもなくシンプルで、親目線ではとても魅力的なサービス。
でも実際にやってみて強く感じたのは、 「子ども自身に自主性が必要すぎる!」 ということでした。

これが本当に難しいんです…
子ども自身が「今の自分に何が必要か」を理解していないと、あまり活用できないんですよね。
主体的に学べるお子さんには向いていると思いますが、うちの息子にはちょっとハードルが高かったです。
画面越しでは集中が続かなかった
スタサプは動画授業が中心ですが、 画面越しだとどうしても集中しきれない!

途中で意識がどっかいっちゃう…
結局、「直接対面で教えてもらう方が合っているんだな」と改めて気づかされました。
理科コンテンツは良かったけど…
理科が大好きな息子にとっては、 スタサプの実験動画や理科コンテンツはかなり刺さっていました!
さらに、授業動画を見て問題を解くとポイントが貯まって、 モンスターを育てられるミニゲームがあるのですが、これもかなり気に入っていました。
ただ、それでもやっぱり画面の中だけではモチベーションが続かず…。
理科だけならアリだったかもしれませんが、総合的に見ると「うちには向いていないな」という結論になりました。
通信講座で感じたメリット・デメリット

良かった点
- 安価で始めやすい
- 好きなタイミングで学べる
- 親の負担が少ない
通信講座の魅力はなんといっても 安価で気軽に始めやすいこと。
塾や家庭教師に比べると圧倒的にコストが低いので、ちょっと試してみるにはぴったりです。

「まずはお試しでやってみるか〜」ができるのはありがたい!
また、 好きなタイミングで学べる という自由さも大きなメリット。
忙しい家庭や、毎日決まった時間に勉強するのが難しいお子さんにはうれしいポイントですよね。
さらに、最初は「親の負担が少なそう」という期待もありました。
塾の送り迎えやスケジュール調整が必要ないのは、働く親にとって助かる要素です。
合わなかった点
- 定着しにくい
- 続けるモチベーションが難しい
しかし実際にやってみると、 「定着しにくい」 という大きな壁がありました。
本来、学習内容を定着させるには、 授業を受ける → 演習する → 忘れかけたころに解き直す というサイクルが必要だと思っていまして。
でも、通信講座ではこれを回すのは すべてユーザー側(つまり親) に丸投げされます。
塾だったら親が管理するのは主に「解き直し」の部分だけで済むのですが…。

親が全部仕切るの、かなり大変でした
さらに、 続けるモチベーションの維持が本当に難しい と感じました。
一人で取り組むスタイルなので、周りの空気感に引っ張られるような刺激がありません。
結局、常に親が「今日はやった?」「この後やるよね?」と声をかけ続ける必要がありました。
進研ゼミ・スタサプが合うのはどんな子?

進研ゼミが向いている子
学びたい気持ちが強く、ある程度基礎ができている子
進研ゼミは、 「学びたい気持ちがしっかりある子」 に向いていると思います。
さらに、テキストをただ解くだけでは物足りない、というタイプの子にもおすすめ。

「これ知ってる!」「もっと分かりたい!」っていう子にはピッタリ!
ただ、学力も 元からそこそこある程度必要 だと感じます。
進研ゼミは手厚いフォローがあるわけではないので、完全に分からない内容をイチから噛み砕いて教えてくれる教材ではありません。
どちらかというと、 「すでにうっすら理解していることを、さらに深めるための教材」 というイメージ。
なので、基礎がある程度できていて、自分の力で進めることができる子におすすめです。
スタサプが向いている子
精神年齢が高めで、先取りや自主学習ができる子
スタサプは、 精神年齢が高めの小学生 や、 自主的に学ぶ習慣がすでにある子 に向いています。

「自分でどんどん進めたい!」っていうタイプなら超おすすめ!
特に、学年の枠を超えて 先取り学習をしたい子 にはぴったりです。
講義動画を見て理解を深めるスタイルなので、周りに頼らず一人で進められる子に向いています。うちの場合はまだ早かったけれど、将来的には 中高生になったときに再チャレンジするのもいいな と思っています。
まとめ|発達特性のある子にはどんな選択肢が良い?
結局わが家が選んだのは「塾」だった
進研ゼミもスタサプもそれぞれ良いところはありましたが、うちの場合は「親が伴走しないと回らない」という大きな壁がありました。
通信講座はどうしても自主性が必要です。
うちの息子には「周りの空気感」や「人に見られている緊張感」が必要だったので、最終的には塾がフィット。
特に個別指導塾に切り替えてからは、教材の進度管理や復習計画などもサポートしてもらえるので、親の負担が一気に減りました。

まだここの範囲やってて大丈夫!?みたいな不安がなくなりました
もちろん、子どもの性格や特性によって最適な選択肢は違います。
ですが、伴走が負担に感じている方や、もっと外の環境で刺激を受けさせたいという場合は、塾という選択肢も十分ありだと思います。
まずは体験してみるのがおすすめ
どんなに口コミを調べても、結局は「子どもに合うかどうか」が一番大事です。

時間のあるうちにまず体験してみるのが一番の近道!
進研ゼミもスタサプも、実際に試してみないとわからない部分が多いです。
まずは体験コンテンツを利用して、お子さんに合うかどうか見てみてください!
合わなかったとしても「合わないことがわかった」という大きな収穫になります。
いろいろな選択肢を試しながら、わが子に合う学習スタイルを見つける参考にしていただけたら嬉しいです!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また!