どうも!タイバニオタクの長十郎です。
じつに8年振りの映像作品を公開したTIGER&BUNNY。
この記事では、ネタバレを気にせずに綴っています。
タイバニ2は、1期と比べて伏線と思われる描写が多いです!
私は細かいことまで考えるタイプのオタクなので、2クールへ向けての予想とか考察めいた内容をまとめてみました。
13話まで観て気になった点、情報の整理、細かい描写の解説を読みたい方はぜひご覧ください。
「ネタバレは見たくない!」というタイバニ2未視聴の方は、ネタバレなしver.の布教用記事も用意してありますので、ぜひそちらへ!
そしてあわよくば本編を視聴してください!
それでは、タイバニ2履修済みの方は一緒に振り返りつつ、13話までを味わい尽くして2クール目の配信に備えましょう!
10/20追記
1期の頃から様変わりしたバーナビー
新人からおじさん呼ばわりされる
これまでヒーローたちの中では一番新人だったバーナビー。
2期になって新たに3人のヒーローが入り、初めて後輩ができました。
新ヒーローたちは、昴とトーマスが17歳・ラーラが14歳と全員10代。
ネイサン:あら~、その感じ何か昔のバーナビーそつくり
―「TIGER&BUNNY2」エピソード1より
トーマス:そこのおじさんと比べるのやめてもらえませんか
バーナビー:……おじっ…!?
ここのシーンでもう一度バーナビーが「おじ……」としょんぼりするところでもうダメでしたwww
バーナビーは27歳になったと思われるので、10代の子から見ればまあ…おじさんと呼ばれてもおかしくはない…か……
でもまだおじさん呼びを受け入れられる年ではないよな。
わかるぞ!!!その気持ち!!!!
しかしバーナビーもすっかりアラサー。
デビュー当初の青さが取れて、今めちゃくちゃいい時期だと思うんですよね。
アスリートも20代後半が身体能力のピークと言いますし。
虎徹を散々おじさん呼びしてきたバーナビーが新人から同じ扱いを受けてるのを観るのは、なんか感慨深いですw
新たな趣味
バーナビーが自宅に帰ったシーンで「ごめんね、遅くなっちゃって」と優しく声を掛ける様子に同棲!!!!????と驚き散らかしましたが、真相は彼女ではなく観葉植物。
なぁ~んだそういうことかと安心しました(本人に失礼)。
バーナビー役の森田さんは帰宅するセリフを収録するとき「女性に向かって話しかけている体で」とディレクションを受けていたとのこと。
見事にそう感じました。だまされた!!演技力すごい。
後日、虎徹を飲みに誘うも都合が合わず「友達と食事でも楽しむことにします」と伝えたときはまさか…友達って……と思ったあとの観葉植物オチ。やっぱりな!!!!
以前は家具らしい家具がほとんどない殺風景な部屋でしたが、今では一面が観葉植物に満たされたリビングに。
いや今も家具は増えてなかった
コミカライズを読む限りだと、元は虎徹に趣味でも見つけたら?と言われて考え始めたのがきっかけのようです。
↓このお話に描かれていました
鉢2・3個でも十分趣味になりそうなもんなのに、部屋が埋め尽くされるほど増やしてしまうのはさすが気になったらとことん突き詰めるバーナビーらしいというか、研究者夫婦の息子らしいな~という感じがします。
…いやでもそこまで増やす必要ある!?
あと、バーナビーの家の現状を虎徹さんは知らない様子でしたよね。
どんなリアクションするのか見せてほしいな~~!
3冊目の自伝を出版
アポロンメディアのヒーロー事業部オフィスで、虎徹がトーマスのデータをアニエスに聞いているシーン。
その横でバーナビーがせっせと本にサインしていたのですが、どうやら自伝のようです。
vol.3とあるので3冊目っぽいですね。3冊も出してんのかすごいな!?
よっぽど売れたのかな…
この自伝のサブタイトルは「あなたと私の距離」。
バーナビーの名前の上のキャッチコピー?に「世界のスーパー貴族」とも書いてあります。なんちゅうコピーですか
もしかしたらバーナビーの自伝vol.3じゃなくて、世界的貴族自伝シリーズのvol.3ってことなのかもしれないですね。
(世界的貴族て何やねんというツッコミは置いておきます)
斜向かいのマッティア
バーナビーの幼少期を知る唯一の人
バーナビーの友達発言の正体が観葉植物だったことで肩透かしを食らったのもつかの間、本物の友達が現れました!
両親と育ての親とも言うべきサマンサ、マーベリックを立て続けに亡くしたバーナビーにとって、めちゃくちゃ嬉しかったんじゃないかなあ。結構な頻度で食事に誘ってたし。
4歳かそこらでお互いを「斜向かいのマッティア」「斜向かいのバーナビー」と呼び合っていたのはなかなかシュールだなと思いましたw
ちょっと怪しい?
正直、マッティアが登場した後しばらくは「こいつ怪しいのでは…?」と思っていました。
バーナビーに近づいて、新たなトラウマを植え付けるのではと……
でもめっちゃ良い人でした!!!!
マッティアごめん
現状、バーナビーの私的な知り合いは彼だけなので、もう何としてでも生き残って欲しい!ずっとバーナビーと友達でいてほしい!!!
研究中の新薬を自分に投与しまくってたし、身体が心配です。
しかしなあ……
マッティアほんとに信じていいのかな?っていう懸念点がいくつかありまして。
- バーナビーとの子ども時代の2ショットを職場に飾る
- デスクの引き出しにバーナビーのヒーローカードを何枚も保管している
- 非NEXTなのにわざわざNEXTになれる薬を作ろうと研究している
4歳のころから音信不通が続いていた友達に対しての行動にしては、バーナビーへの矢印に並々ならぬものを感じるんですよね。
バーナビーも彼が引き出しにヒーローカードを忍ばせてる話を聞いた時には「なんか怖いな」と軽く言っていましたがw
少なくともNEXTという存在そのものに関心が高い人なのは間違いないです。
NEXTについて深く考えるようになったきっかけがバーナビーだったのかも?
バーナビーがより暮らしやすい世界にしたいと思ったとか?
良い人だとは思うんですが、今後の展開次第では不穏にもなり得るなあ…と思ったりしています。
いややめてくれよマッティア!!!君までおかしくなっちゃったらもうバーナビーかわいそすぎるぞ!!!!
10/20追記
マッティア、結局裏も何もなく良い人でした!!!よかった!!!
バーナビーへの矢印が大きすぎるのでは?と思ったのも、特に裏はないようでした。
単純に、マッティアにとってバーナビーは強烈に記憶に残った特別な人だったのだと思います。
幼いながらにバーナビーがNEXTだということは知っていたでしょうし、突然友達の家が火事になり引っ越してしまうという出来事はマッティア少年にとってかなりショッキングなことだったのではないかな…
「いいなあ、それ」
このセリフは、バーナビーとお寿司屋さんで食事していたとき、虎徹が楓に仕事のことを褒められていた話をマッティアが受けて呟いたもの。
「いいなあ、それ」と言った後、マッティアは慌ててごまかすんですよね。
この一言の真意がまだ分からず…
単純に考えれば、仕事を家族に褒められるということに対しての「いいなあ」だと思うんですが…
マッティアは今の仕事、家族に認められていないんだろうか?
NEXT能力を増幅させる薬は偶然生み出してしまったものとはいえ、14話以降の薬の使われ方次第では、マッティアの精神状態も心配です。
13話の次回予告ではもう市民に乱用されている描写があったよ
10/20追記
「いいなあ、それ」の真意については分からずじまいでした。
ただマッティアは一人暮らしをしているようでしたし、家族の影がなかったのでやはり家族に認められていないが故の発言だったのかなと考えています。
余談中の余談
バーナビーの実家めちゃめちゃデカいな……
アニエスさん激太り
これ、「作画崩壊か?」と思った人いますよね?私も一瞬そうでした。
タイバニ2公開前に、関係者に対してかん口令が敷かれていた内容が3つあったそう。
それは
- バディシステムを導入すること
- ライアンがシュテルンビルトに帰ってきていること
- アニエスが太ったこと
この3つ。3つ目だけ浮いてるな?
アニエスが太ったことについて触れられているのは序盤だけで、その後は一切ノータッチでした。
太った原因は明かされるのか?
誰得な考察してみた
予想:明かされない可能性が大いにある
そもそもなぜアニエスが太ったことがトップシークレット扱いになったのか?を考えたんです。
それは、太ったのには大した理由がない、もしくは本編で明かすつもりがないからではないかと。
太ったことにドラマチックな理由があるなら、配信開始前に「現在のアニエスこんな感じです!理由は本編をお楽しみに!」と言えますよね。
でも敢えて伏せたということは、「太ったという事実」がサプライズの完成形なんじゃないかと思いました。
いわゆる出オチってやつですね。
太った理由を真剣に考えてもみたのですが、「The Rizing」の時点ではまだ素敵なスタイルだったので、マーベリックの失脚によるストレスは直接の原因ではないはず。
むしろ追い詰めてイキイキしてたよね
ライジングのあと、ヒーロー界への信頼度がさらに落ちて、新企画を考えたり会議を通したりするのにめちゃくちゃ苦労した故のストレスか、普通に加齢で代謝が落ちたか?かなと…
どちらにしてもドラマチックじゃないので、わざわざ本編で言わないかもしれないなと思い至りました。
アニエスと会う機会がそこそこありそうな斎藤さんが彼女を二度見していたので、かなり短期間で激太りしたんだと思われるのがちょっと気になりますが。
最初は「え!?アニエスどうした!?そんな何の理由もなく太るとかある!?」と思ってたけど、よく考えたら自分も特に理由なく太ってますからね。あるある。30代あるある。
2クール目でもし大々的に明かされたら笑ってやってください!笑
10/20追記
明かされませんでした~!!
結局なんだったんでしょうね…
アントニオはアニエスの体形がどうであろうが相変わらず大好きなのは変わらないみたいで、密かに好感度が上がりましたw
トーマスがヒーローになった理由
ヒーローアカデミーの校長には「妹のような悲しい目に遭う人を増やしたくないから」と語ったそうです
―カルロッタ・リンデル「TIGER&BUNNY」エピソード8 より
本当の理由は別にある?
表向きには上記のように述べていたトーマス。
ただ、昴との会話の中ではこうも答えていました。
昴:なあ、どうしてお前はヒーロー目指したんだよ
トーマス:ん…?なんとなく
―「TIGER&BUNNY2」エピソード2 より
どちらが本当の理由なのか?それともどちらでもないのか?
もしどちらでもなく動機が別にあるとすれば、一番可能性が高いのは「妹に気づいてもらうこと」。
なので、現在トーマスのヒーローを続ける動機の候補に挙がるのは次の3つ。
- 妹のような悲しい目に遭う人を増やしたくないから
- なんとなく
- 妹に気付いてもらう
まず、消去法で候補を絞っていこうと思います。
少なくとも、トーマスはヒーローをすること自体には強い意志を持っています。
こんなことでヒーローができなくなってたまるか!そうなるなら別の土地に行く
―トーマス・トーラス「TIGER&BUNNY2」エピソード8 より
なので、昴に対して答えた「なんとなく」というのは当てはまらない気がします。
しかしシュテルンビルトのヒーローである必要はない様子。
妹に気付いてもらうにはシュテルンビルトで活動するのが一番の近道だと思われるので、候補3つ目の可能性が早々に消えます。
これで残った候補は「妹のような悲しい目に遭う人を増やしたくないから」に絞られましたが……
まだちょっと結論づけるには情報が足りないねえ
昴とトーマスはまだようやく良いバディになれそうな一歩を踏み出したばかり。
2クール目でも確実に掘り下げがあるはずなので、思いもよらぬ動機を秘めているかもしれません。
ただトーマスは案外昴とも向き合おうとしている様子が見受けられるので、見た目以上に正義感や使命感の強い人間なのかもしれないなあと思っています。
10/20追記
妹のルビーは今もシュテルンビルトにいると思い込んでいましたが、現在はプレアデス市というところに住んでいるとのことでした。
ならば、やはりヒーローになったのは妹さんに気づいてもらうためではないですね。
ルビーは兄からの連絡をずっと待っていて、トーマスは敢えて連絡を取っていなかったようです。
トーマスがヒーローになったのは本人が語った通りの理由かもしれませんし、妹を助けられなかった弱い自分を変えるためでもあるのかもしれません。
またヒーローアカデミーを卒業する頃、トーマスがジャングルとの契約に難色を示していたという話がありました。
それにも何かヒーローになる動機に絡んでいるのかと思っていましたが、トーマスが昴との連携に消極的な姿勢を貫いてきたところを見ると、バディで活動することが前提の契約だったから嫌だったのかもしれないなと考えています。
トーマスとバーナビーの類似点・違い
昴とトーマスは虎徹とバーナビーに似たバディとして描かれており、当然トーマスとバーナビーにもやや似たところがあります。
ざっくり挙げると以下の2つ。
- 両親がいたが、亡くして孤児になった
- 一見クール
- ヒーローアカデミー出身
そして、異なる点も挙げてみました。
バーナビー | トーマス | |
---|---|---|
後見人の有無 | 後ろ盾・頼れる人がいた | 頼れる人はいない |
兄弟の有無 | いない | 妹が一人 |
両親が亡くなった原因 | 殺人事件(追うべき犯人がいる) | 交通事故(追うべき犯人がいるか不明) |
他人への信頼度 | 不信気味だが信じないと決めてはいなかった | 信じないと決めている |
ヒーローとしての振る舞い | アイドル的・愛想がいい | アスリート的・愛想が悪い |
バディとの連携 | 連携を取ろうとする | スタンドプレーが目立つ |
金銭面 | 富裕層 | 貧困層 |
案外共通点よりも相違点の方が多いんですね…ちょっと意外。
バーナビーはヒーローとして良い評価を得る為に行動している反面、トーマスは積極的に人気を得ようとしている様子がないですね。
ヒーイズトーマスというヒーロー名も勝手につけられたと話していましたし、彼にとってヒーローとは名前を売るためとかではなく、ただ自分にとっての天職でお金を稼ぐ手段と考えているのかも…
ラーラの母親は今後心を入れ替える?
マジカルキャットとして活躍するラーラの母・ザミラ。
いわゆるステージママで、ラーラに被害妄想ともとれる一方的な持論を押し付け、厳しい教育を施しています。
ラーラが活躍できない原因をドラゴンキッドに転嫁し、娘に過去の自分に出来なかったことをやらせようとする典型的な毒親ですが、2クール目で彼女は自分の過ちに気付くのでしょうか?
ザミラの過去
ザミラは元テニス選手で、シュテルンビルト内の大会で優勝経験のある有望な選手だったようです。
彼女には相棒と言えるダブルスのパートナーがおり、そのパートナーとの確執から引退を余儀なくされたそう。
パメラはそういう女だった。スタンドプレーに走って、尻拭いは全部私。
―ザミラ・チャイコスカヤ「TIGER&BUNNY」エピソード6 より
引退したら自伝で私をこき下ろして、私をテニス界から追い出した。自分がのし上がるための踏み台にしたのよ!
一度良い顔されたからって油断しちゃ駄目
―ザミラ・チャイコスカヤ「TIGER&BUNNY」エピソード6 より
自分の若い頃の経験から、人間不信のような考えに陥っているようです。
ちなみにザミラの元ダブルスパートナー、パメラ・ドーソンはタイバニ2作品内の各所に描写されています。
テニス選手を引退した現在ニュースキャスターになり、ヒーロー関係のニュースを取り扱っている様子がテレビに映っているんです。
このテレビでの発言で、パメラの人物像が推し量れます。
トーマスが暴行事件を起こした際のコメント
私はこんな危険人物に市民の安全を託すことに抵抗がありますね
―パメラ・ドーソン「TIGER&BUNNY2」エピソード8 より
トーマスの復帰が決まった際のコメント
ほっとしました!私、心の中では復帰を願っていました
―パメラ・ドーソン「TIGER&BUNNY2」エピソード8 より
このように、世論に合わせてコロコロ持論を変えています。
恐ろしいほどの手のひら返し
パメラもなかなかヤバい人物だということが分かるので、ちょっとザミラに同情する気持ちも湧いてきます……
ザミラはシングルマザー?
ザミラが現役テニス選手だった頃と今の苗字が変わっていないため、未婚の母もしくは離婚している可能性が高いです。
母子家庭で、且つザミラが仕事をしている素振りがないため、家族の稼ぎはラーラに頼り切りなのかもしれません。
「ラーラに何としても成功してもらわなければ困る」というザミラの背景が分かります。
娘の現状を知ってどう思ったか
フガンムガンとの戦いでヒーローたちが辛くも勝利したものの、ラーラがプレッシャーに弱く能力を発揮できなかったがために作戦がうまくいかず、全員がピンチに陥る場面が大々的に放送されました。
恐らくザミラはラーラの現状を初めて知ったはず。
これまでラーラが活躍しきれていなかったのはパオリンが阻害していたからと決めつけていたザミラも、そうではなかったのかもしれないと考えを改め始めているかもしれません。
まあここですんなり娘の現状を受け入れはしなさそうですが……
2クール目では、パオリンへの誤解も解けるといいですよね。
10/20追記
フガンムガン戦のあともザミラの姿勢は変わらず、最終話になってようやく考えを改めたようです。
ラーラの心の枷も、これで少し軽くなるといいですね…!
鏑木親子の関係性
これまで虎徹は幼児に接するように楓に話しかけていましたが、9歳の楓には必要以上に子ども扱いされているのが受け入れられず、お互い愛情はあるもののうまく噛み合っていませんでした。
それが2期に入り、関係性が少し変化しましたね。
ヒーローになりたいと話す楓に、反対する虎徹。
娘にやってほしくないような仕事をしてるのかと楓に言われ、葛藤しつつもその通りだと虎徹は返していました。
娘の夢を100%応援してあげたい想いと、命を落とす可能性もある職業を目指すことにとても賛成できないという想いとの狭間で悩む虎徹。
パパさ、もう一度ヒーローってのがどんな仕事なのか考えながらやってみるよ。
―鏑木・T・虎徹「TIGER&BUNNY2」エピソード7 より
楓に、若いやつらにどういう背中を見せていけるのか、その上でいろいろ話したいんだ。楓と、ヒーローって仕事について。…ダメかな?
楓ももう小学6年生。もう小さい女の子ではなくなった彼女に合わせて、虎徹も父親としてかなり成長したな~!と感じさせるセリフでした。
親が自分の本音をしっかりさらけ出して子どもと向き合う。なかなかできることじゃありません。
親は子どもの考えてることが分かっても、子どもは理解できないでしょうしね。
楓も虎徹が建前なしで話してくれていると感じて、きっと安心できたと思います。
2クール目で虎徹が何かしらの答えに辿り着くと願っています!
10/20追記
困ってる誰かを見たとき、自分を顧みず前に立っていけるかどうか
そして、そいつに街を任せられるって思ってもらえるかどうか
仲間に、街のみんなに。あと、自分自身に
―鏑木・T・虎徹「TIGER&BUNNY2」より
虎徹はヒーローとはどういう仕事か、答えを出しました。
楓はこれを聞いて、ヒーローになりたいと言った気持ちが変わるのか変わらないのか、気になりますね…
フガンムガンの謎
13話でヒーローに敗れ、逃亡した囚人グレゴリー・サンシャインの凶弾に倒れたフガンとムガン。
当初、L.L.オードゥンを上回りたいという身勝手な理由だと思われていた彼らのヒーロー狩りの動機。
それが実は親代わりであるニコライ・ブラーエへの恩返しのためだと明らかになり、彼らを見る目が変わりました。
犯罪組織ウロボロスの一員とはいえ彼らはヒーローを殺してはおらず、双子に指示していたブラーエも根っからの悪人ではなさそうなことから、その最期には何とも言えない後味が残りました。
彼らの物語は13話までで終わりを迎えましたが、いくつか気になることがあったので挙げておきます。
精神の成長が止まっている?
フガンムガンは見た目から年齢を推測すると成人済みか、若くても10代後半くらいであろうと思われますが、言動は小学生か幼児並みと感じられるときが多々あります。
二人が寝ていた寝室に似顔絵が3つ飾られていたんですが、その絵のタッチも幼児もしくは小学校低学年並み。
どうしてなのか、いくつか理由を考えてみました。
- ウロボロスに人体実験を施され脳の発育が遅れた
- ブラーエがあまり知性を持たせないよう育てた
- フガンムガンがブラーエのために敢えて幼く振る舞っていた
ウロボロスに人体実験を施され脳の発育が遅れた
1つ目は、フガンムガンの目の周りの隈?痣?が気になったのもあります。
子どもの頃にはなかったので、知性の低さと合わせてウロボロスに何かされた可能性も…?
ただブラーエはフガンムガンを大事に育てていたと思うので、ちょっと可能性としては低いですね。
唇の色も気になるけどメイクなのかな?
ブラーエがあまり知性を持たせないよう育てた
2つ目は、一見双子を大事に思っているブラーエがそんなことするはずないとも思えますが、二人を守るためにそうした可能性があります。
下手に頭の良い子になってしまうと、自らウロボロスの悪事に加担したり、ブラーエの手から離れてしまう。
それを危惧した結果、レベルの低い教育しか与えずに育てたのかもしれません。
フガンムガンがブラーエのために敢えて幼く振る舞っていた
3つ目が、個人的には一番有力かなと思っています。
自分たちに子どものままでいて欲しいと願っているのではないかと考え、わざと幼いふりをしていたのではないかと。
ヒーロー狩りも、特にやりたいわけでもないけれどブラーエのためにノリノリでこなしてしまう二人ですから、そういう理由もあり得るのではないかなあと思っています。
ニモチルドレンとは?
ウロボロスの管理下にある孤児院のような施設。フガンムガンが最初連れてこられた場所であり、ブラーエもここの出身です。
ニモ(Nemo)というのはラテン語で「誰でもない」という意味。チルドレンと合わせると「孤児たち」というような意味です。
恐らくニモチルドレンは全員NEXTであり、ウロボロスの目的達成のための駒として、使い捨て同然の扱いを受けているものと見られます。
このニモチルドレンについて触れられたエピソード9は伏線満載の回だと言われているので、14話以降でも触れられる可能性が大きいです。
ベッドに飾っていた似顔絵
フガンムガンが描いたであろう3つの似顔絵。
左はブラーエ、中央はL.L.オードゥンだと分かるのですが、右は誰なんでしょうか?
長いブロンドヘアーの女性。
2クール目で出てくるかな?
二人の母親だったりするのでしょうか…?
10/20追記
これ結局謎でしたね…
女性の新キャラで怪しそうな人は出てきませんでしたし、謎のままです。
L.L.オードゥンは今後の物語に絡んでくる?
フガンムガンの憧れの存在であるL.L.オードゥン。
「伝説的ヒーロー・Mr.レジェンドに戦いを挑んだ最強のライバル」と言われていた人物ですが、現在分かっていることを並べてみました。
- 父親が犯罪者だったことで司法局からヒーロー認可が得られず、野良ヒーローとして活動
- ヒーロー狩りをしていた
- 決め台詞は「信ずるは己の力のみ」
- 18年前に逮捕された
これらから考えると、
予想:今後の物語に絡んでくる可能性あり
理由1:決め台詞はトーマスの信条にも深く関わるから
トーマスの妹が養子に出された日は、ちょうどL.L.オードゥンが逮捕されてから10年目にあたる日。
一人になった9歳のトーマスがそのニュースを観て「信ずるは己の力のみ」と呟くシーンがありました。
きっとそのときに、トーマスは「もう誰も信じない」と心に決めたのだと思います。
トーマスの生き様はL.L.オードゥンに通ずるところがあるので、今後トーマスのことが掘り下げられるときL.L.オードゥンについて触れられる可能性もありそうです。
理由2:ウロボロスとの関連性が否定できないから
野良ヒーローになるのは分かるとして、なんでヒーロー狩りを…?
L.L.オードゥンの行動で、これが疑問なんですよね。
動機の候補を考えてみました。
- 司法局に認められたヒーローより自分の方が優れていると証明したかったから
- ヒーローを恨むきっかけとなる出来事があったから
- ウロボロスに唆されたから
1つ目と2つ目はL.L.オードゥンについての事実が分からないことにはこれ以上何も言えませんが、3つ目については、ひとつはっきりしていることがあります。
L.L.オードゥンが逮捕されたのは18年前とはっきりしており、彼が活動していた頃は既にウロボロスがシュテルンビルトに浸食している時代だからです。
今回フガンムガンがヒーロー狩りをする経緯もウロボロスからの指令があったからだと思われるので、L.L.オードゥンも同じようにウロボロスに利用されたのではないか?
単に彼はフガンムガンというキャラを理解させるためのスパイスとして用意されたキャラかもしれませんが、こういう可能性も考えると楽しいかなと思いました。
L.L.オードゥンのNEXT能力はハンドレッドパワー?
ヒーローミュージアムのL.L.オードゥンコーナーに「Damaged Support column by Hundred Power(ハンドレッドパワーにより損傷した支柱)」と書かれていました。
彼はMr.レジェンドと戦っているのでその激闘の証として展示されているのかもしれませんが、L.L.オードゥン自身もハンドレッドパワー持ちであった可能性があるかも。
もし今後敵として現れることがあれば、ハンドレッドパワー同士の戦いになってしまうのかもしれないですね。それはそれで観たい!!
10/20追記
L.L.オードゥン、ばっちり絡んできました。
そしてNEXT能力も予想が当たってしまった…じっくり観た甲斐がありましたw
L.L.オードゥンに関しては別記事で詳しく書きましたので、もしお時間あればご覧ください!
犯罪組織ウロボロスについて
新たに明らかになったこと
2期13話までに、これまで分かっていなかったウロボロスについてのことがいくつか明らかになりました。
ウロボロスが存在する目的
これでNEXTの危険性を市民に再び印象付けることができる。そうなれば、我々の計画が最終段階に…
―シガニー・ロシツキー「TIGER&BUNNY2」エピソード12 より
「NEXTを危険視する思想を強める」「NEXTと非NEXTの友和を望まない」集団だということが分かりました。
これによって1期1クール目のボスであるジェイク・マルチネスの行動にも筋が通ります。
ジェイクの目的は「ヒーローの地位を貶めること」だったね
ウロボロスにとってヒーローは邪魔でしかない存在だということですね。
メンバーはランク付けされている
ニコライ・ブラーエ、ランク2です
―ニコライ・ブラーエ「TIGER&BUNNY2」エピソード9 より
二人の会話で初めて「ランク」という言葉が出てきました。
ロシツキーとブラーエは振る舞いからしてウロボロスの上層部だと思われるので、ランクの数字が少ないほど幹部に近いのではないでしょうか。
そしてタトゥーのあるなしでもランクの高さが測れるようです。
ロシツキー:珍しいですね、ランク2の方がマークを入れてらっしゃるのは
―「TIGER&BUNNY2」エピソード9 より
ブラーエ:元々、孤児でして
これを踏まえると、タトゥーがあったジェイクやクリームは組織の中で下っ端もしくは戦闘要員だったようですね。
フガンムガンなどニモチルドレン出身のメンバーもこれに当てはまると思われます。
2期でウロボロスの上層部らしきキャラクターが出てきたことで、徐々に組織の外郭が見えてきました。
ウロボロスの全貌は明かされるのか?
予想:全貌ではないが粗方のことは判明しそう。壊滅までは追い込めない
ロシツキーいわくヒーロー狩りと薬の研究がうまくいけば「計画は最終段階に」きているようなので、ウロボロスとしても今かなり力を入れて活動しているのだと思われます。
ウロボロスはシュテルンドル紙幣にもマークを仕込めるほど市政の中枢に入り込んでいるので、1つの事件だけで全貌を明かすのは難しいと思います。
ただ、この2期での一連の事件に関わった人だけでも調べ上げることができたら、かなりのことが分かってくるのではないでしょうか。
フガンムガンとブラーエは退場してしまったものの、ロシツキーは腕を打たれただけで生きていますし、恐らく2クール目でも登場するのでは?
ロシツキー、ウロボロスの一員ってことはNEXTなのかな?
10/20追記
ウロボロスの壊滅までは追い込めないという予想は当たりましたが、「粗方のこと」すら判明しませんでした。
シュテルンビルトだけでなく世界中に網を張り巡らせている組織のようで、もはや全貌を明らかにできるような規模ではないのだと思います。
少し明らかになったことはありましたが、ヒーローは自分たちが相手している敵がウロボロスであることも気付かずに終わったことは意外でした。
そしてシガニー・ロシツキーは2クール目でも再登場。むしろキーマンで、NEXT能力も披露。
ウロボロスに関しては別で記事を立てていますので、もし良ければそちらもぜひご覧ください。
\ ウロボロスについて詳しく考察しました /
それから、マッティアの勤務先である研究所のパワハラクソ所長、ランドル・アプトン。
実験室に、彼と同じ髪色の遺体がなかったように見えるんですよね…
もしかして生きてるのかな?
見間違いだったらすみません!
10/20追記
所長は亡くなったとマッティアが発言していました。
LITTLE AUROLA HOPEって何?
タイバニ2期の至るところで登場するこの広告。
本編を細かく観ているといくつか分かることがありました。
本編から分かること
- 「LITTLE AUROLA」という著者の「HOPE」という本の広告
- 表紙の高齢女性が恐らく著者
- この本は彼女の半生を振り返る初の自伝で、世界的ヒットを飛ばしている
本編の中では、この本をバーナビー、ブラーエ、MAX HAPPY(ドラッグ)の売人が読んでいました。
確かにめちゃくちゃ売れてるっぽい
リトルオーロラという花がある
またの名を「ギボウシ」「ホスタ」ともいう花で、花言葉は「静かな人」「沈黙」「落ち着き」「冷静」。
良い意味の言葉ばかりですし、「希望」という本のタイトルとも合わせてきっと不穏な伏線ではないと思われます。
ウロボロスの悪事を暴く光明の一つになるのかもしれません。
「LITTLE AUROLA」は登場する?
現状では人物像など全く分からないですが、YouTubeで行われていた同時視聴会で気になったことがありました。
虎徹のCVを務める平田さんが、このLITTLE AUROLAの広告が出てくるシーンで「もうここでAUROLAの本読んでる」とおっしゃっていたんですよね。
口ぶりからして、恐らく今後出てくるのだろうと思います。
どんな風に絡んでくるのか楽しみです!
座して待とう!
10/20追記
リトルアウロラ、出てきましたね。
物語の中で、NEXTの象徴的存在として登場しました。
NEXT能力は「瞳を閉じている間、脳の働きを何倍にも活性化させる能力」。
ストーリーの中でその頭脳が発揮されることはありませんでしたが、バーナビーの脚治す方法とか考えてくれませんかね…お助けしたお礼に……
最後に
ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
2クール目配信をふまえて、最終話までの疑問点や解説を書いた記事も公開中です。
お時間のある方はぜひこちらもどうぞ!
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