【TIGER&BUNNY2】25話までの感想・疑問点・考察まとめ

タイバニ2 最終話までの疑問点・考察まとめ TIGER&BUNNY2

どうも!タイバニオタクの長十郎です。

じつに8年振りの映像作品を公開したTIGER&BUNNY。
この記事では、最終話までのネタバレを気にせずに綴っています。

まだタイバニ2本編をご覧になっていない方は、ぜひご覧になった上で読んでいただけると嬉しいです!

一部の疑問点や考察はこちらの記事で公開しています。

この記事では、上の記事で書ききれなかったことを綴ります。

それではどうぞ!

目次

NEXT差別問題の行く末

シュテルンビルト市民がNEXT排除デモを行っている様子 TIGER&BUNNY2 タイバニ2

タイバニ作品内で取り沙汰されてきた、特殊能力を持つNEXTへの差別問題。

2クール目では、ウロボロス構成員のシガニー・ロシツキーによる事件で、その課題がより過激に市民の前に突き付けられました。

マイノリティに対する差別はなかなか無くならないとはいえ、今後タイバニ世界でのNEXT差別問題はどういう道を辿るのでしょうか。

ヒーローシステムができた理由

シュテルンビルトはタイバニ世界の中でも数多くのNEXTが集まっている都市であり、地方よりはNEXTに対しての風当たりが強くない場所です。

その一因となっているのが、NEXT能力を使って市民を守るヒーローの存在。

このヒーローシステムができた理由が2期で初めて明かされました。

アニエス:昔は、個人で人命救助や犯人を確保する野良ヒーローって大勢いたの。でも彼らの大半は大怪我を負ったり、返り討ちに遭ったり

ケイン:そこで、NEXT保護のために始まったのがヒーローシステムってことだよ

―「TIGER&BUNNY2」エピソード17より
長十郎

NEXTへの差別感情を何とかしたいと思って始まったものかと思ってたな…

野良ヒーローが違反とされているのは、NEXTの一般市民が傷つかないようにするためのものでもあったんですね。

ヒーローシステムはNEXTという存在を敢えて隠さずエンターテインメントにすることで、意図してか意図せずか分かりませんがNEXTの地位向上にも一役買うことになりました。

ヒーローがいることで傷つくNEXTがいる?

今ではシュテルンビルトに欠かせない存在となっているヒーローですが、ここに異を唱えたのが、2クール目の黒幕であるシガニー・ロシツキー。

彼女は、リトル・アウロラやヒーローなど有用な能力で活躍するNEXTが大きく取り上げられることで、逆に「使えない」能力のNEXTが淘汰される今の社会を嘆いていました。

貴様らの存在が、NEXTは人の役に立たなければならないという価値観を植え付けていることを忘れるな!!

―シガニー・ロシツキー「TIGER&BUNNY2」エピソード24より

ヒーローシステムはNEXTの地位向上に役立つ反面、無意識にNEXTと非NEXTの関係性に上下関係を生み出してしまっているのです。

ロシツキーの行いはどんな動機であれ正当化できませんが、現状のヒーローシステムだと完全なNEXT差別解消に繋がることはないのかもしれません。

差別は解消できるのか

現実世界でも人種差別など様々なマイノリティが差別を受け、その解消には至っていません。
タイバニは描写が非常にリアルな作品でもあるので、NEXT差別が完全になくなる日は来ないのかもしれないなと思います。

でも上記のロシツキーの叫びを確かに聞いたタイガーとバーナビーは、しっかり記憶しているはず。
ヒーロー活動の在り方を見つめ直し、世間へのアプローチ方法を変えることもあるかもしれません。

例えば、今は対立関係にある警察と連携を密に取り、協力して犯罪抑止に努めるのはどうかな、なんて思います。

警察に取り囲まれるワイルドタイガー TIGER&BUNNY2 タイバニ2

警察は非NEXTの代表として、ヒーローはNEXTの代表として、手を取り合って同じ世界を生きる姿を世間に見せる。
そうすれば、NEXTも非NEXTも同じ人間であり、平等な存在であるというメッセージが伝わるのではないでしょうか。

警察は組織として大きいだけに、問題は山積みですが…

これ以上NEXTへの風当たりが強まらないことを願います。

タイガー&バーナビーは今後どうなる?

最終話で、タイガー&バーナビーのバディヒーローとしての活動に終止符が打たれるという衝撃の展開になりました。

虎徹はNEXT能力を完全に失い、非NEXTに。
バーナビーは脚の痛みを抱えながらもヒーローを続けると決意。

本編では後日談も一切なく終わってしまったので、ちょっと物足りない…!!
ということで、今後二人がどういう道を辿るのか考えてみました。

バーナビーはヒーローを続けられるのか?

怪我の具合を医者から聞くバーナビー TIGER&BUNNY2 タイバニ2

フガンムガンとの戦闘で受けた傷の影響か、どんどん酷くなる膝の痛みを抱えることになったバーナビー。
結局作中でもその原因は不明で、治す方法も明らかになっていません。

正直ヒーロー活動を続けられるレベルの症状ではないと思うのですが、バーナビーは「自分から辞めるという選択はしない」と明言。

長十郎

茨の道だ…!!

1期では虎徹と一緒に辞めると言っていたバーナビーが、2期では自分がヒーローでいる意味を見つけて「一人でも続ける」と決断したのは本当に胸アツでした…

しかし怪我の状況は深刻。
快方に向かわない限り、ヒーロー活動は長く続かないのではないかと思います。

バーナビーの怪我は治らないのか?

完全に希望的観測ですが、個人的には、治す方法はあるのでは?と思っています。

現状、バーナビーの怪我について分かっているのは以下のことのみ。

  • NEXT能力発現中にのみ痛みが走る
  • 能力を使うたびに痛みが悪化する
  • 痛みが原因で筋力値や攻撃力が下がる

痛みがあることで、無意識のうちに能力をセーブしてしまっている状態?なのかもしれません。

それにしても、これをバーナビーに伝えた医者は、結構ふわっとした物言いが多いんですよね…わからないということがわかりましたとしか言ってないような。
「ちゃんと調べました…?」と言いたくなるほどにw

長十郎

NEXT能力が絡んでるからって匙投げようとしてない??

脚を撃たれて障害が残ったトーマスの妹・ルビーがまた歩けるようになった技術があるのだから、他の医者を探せば案外治す方法が見つかったりして…なんて思っています。

そもそも作中では痛み止めを貰っている描写すらありませんでしたからね…
少なくとも痛みが治まれば筋力値も回復しそうな気がするのは私だけでしょうか?

治る!!大丈夫!!!また元気にヒーローやってる姿を見せてくれ!!!!

ヒーロー資格を得るための「基準値」とは?

2期で初めて、ヒーローになるためには一定の基準が設けられていることが明らかになりました。
作中でHERO TVスタッフのケインも言及しています。

司法局の定めた数値以上の能力を持ったNEXTだけが、企業提供の高機能スーツを身に纏うことでヒーロー活動を許可される、ってやつ

―ケイン「TIGER&BUNNY2」エピソード17より

併せてバーナビーが基準値について発言している場面。

検査の結果、筋力値・攻撃力含め、ヒーローの基準値を下回っていると

―バーナビー・ブルックスJr.「TIGER&BUNNY2」エピソード21より

つまり、司法局が定めている「基準値」というのは、「筋力」と「攻撃力」などを元に設定されているということ。
バーナビーの言い方だと他にも基準を定めるために参考にしている値がありそうです。

ヒーローたちは装備(ヒーロースーツ)の強度にかなり個人差があるので、この基準値は生身の状態で測られるものだと思います。

しかし正直、ハンドレッドパワーを持つバーナビーの攻撃力が、たとえ怪我をしているとはいえ簡単に他のヒーローより劣るってことは考えにくいんですよね…
もうちょっと詳細な設定があるならほしいなと思うところです。

バーナビーがヒーローを続けるのに困難な状況にあっても続投することを選ぶ、というストーリーのための舞台装置だった、と言えばそれまでですが…

設定的に考える余地が残されていそうなので、バーナビーが今後回復する可能性もあると期待を持ってもいい気がするなあと感じています。

虎徹は本当にヒーローを辞める?

バーナビーを見て涙する虎徹 TIGER&BUNNY2 タイバニ2

虎徹の方はというと、減退して1分で安定していた能力が、故意に起こされた暴走により完全に枯渇。
NEXTではなくなったということで、物理的にヒーローでいられなくなってしまいました。

しかし虎徹は、どこかでこうなることを覚悟していた様子。
ユーリからMr.レジェンドの顛末を聞いたことも影響したんだろうと思います。

ヒーローでいられなくなった虎徹は、今後どうするんでしょうか…?

ちなみに虎徹がこれまでヒーローを一時的に辞めていたとき、彼がとっていた行動は以下の通り。

  • オリエンタルタウンに帰る
  • シュテルンビルトでタクシー運転手として再就職

今回は、このどちらの行動もとらないんじゃないかと思っています。

なぜなら、今回は唯一、虎徹がヒーローを辞めることを本当に受け入れていると思うから。

多分NEXT能力がなくなっただけでは、虎徹はヒーローで居続けることを諦めなかったと思います。
でも今回は、バーナビーを始めとするヒーローたちが、後を任せられるような存在に育っている。
作中でも虎徹がバーナビーやブルーローズを見て、目を細めて見守っている様子が描かれていました。

頼もしく育った後輩たちに、なくなった自分の能力。

今回の虎徹の「辞める」という決断は、これまでとは全く違うものだろうなと思うんですよね。

バーナビーの元を離れるか否か

これももう、希望的観測でしかないですが…、離れないでいてほしいなあと思います。

これまで虎徹がヒーローを辞めていた時期は、どちらもバーナビーの元から離れていました。
でも今回は、先述の通り辞めるまでの経緯が違います。

そして虎徹は17話で、バーナビーにこう言っています。

俺たち、ヒーローじゃなくなっちまったけど、バディのままだよな?

―鏑木・T・虎徹「TIGER&BUNNY2」エピソード17より

さらに、バーナビーは脚に爆弾を抱えた状態。
これを気にせず「じゃあがんばれよ!」って言って去る虎徹さん、あまり想像できません。

実際に虎徹はバーナビーのためにスポーツ医学に関する本を読み漁っていましたし、理学療法士のような立ち位置でバーナビーを支えていくのもいいんじゃないかなあと思ったり…

長十郎

ファンの戯言だけど…

ヒーロー同士でなくても、NEXTと非NEXTのバディとして活躍している姿を見せることは、NEXT差別問題にも良い影響をもたらすのではないかなと思っています。

そうであってくれ~~!!

ウロボロスは結局どんな組織なのか?

謎に包まれた組織・ウロボロス。
2期でもウロボロスの全容は明かされることはありませんでしたが、新たに分かったこともありました。

長くなったため別記事を立てましたので、ご覧いただけたら嬉しいです。

ルナティックとの決着

法で裁ききれない犯罪者を処刑するダークヒーロー・ルナティック。
2期では、正直ルナティックが主人公では?と思うほどクローズアップされていました。

ルナティックが抱えていた苦しみや、一時期活動していなかった理由など、別記事で執筆しました。

L.L.オードゥンはどんな人物だったのか?

2期前半から随所でクローズアップされていた、伝説のアンチヒーロー・L.L.オードゥン。
2期後半ではなんとご本人が登場!

情報が少ない中ですが、彼がどういう人物だったのか少し考えてみました。

こちらも別記事で考察しています。

最後に

ここまでお付き合いくださりありがとうございました!

正直、喪失感やら何やらで、感想を書くまでのメンタリティに落ち着くのに時間を要しました。

2クール目が始まった14話は、HERO TVではお馴染みマリオの司会から始まりました。
彼の言によると、14話時点では今シーズン残り一ヶ月とのこと。

13話のフガンムガン戦はクリスマスイブの出来事でしたので、約8ヶ月が経過しています。

そして、最終話は9月18日。
2クール目はわずか18日間の出来事ということになります。

長十郎

いや急転直下すぎる……!!

最終話まで観て最初に思ったことは、

「公式、タイバニという作品を終わらせに来たな……

ということでした。

1期の終わりでも、劇場版の終わりでも、何だかんだ元のバディに戻っていた虎徹とバーナビー。
2期の終わりでも当然そうなるだろうと高を括っていたところに、ガツンとやられました。

そうだった、この物語は少年少女に向けられたものではなく、働き盛りのサラリーマンに向けた物語だったよなと思い直しました。

この結末には賛否両論ありますが、わたし個人としては、タイガーとバーナビーの物語がひとつ終わりを迎えた瞬間を観ることができて良かったなと思っています。

なんだか急に終わりを迎えてしまって物足りなさを感じている毎日ですが、まだ円盤特典のドラマCDとか同時視聴会もありますからね!
まだまだタイバニ楽しみましょうッ!

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長十郎

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