どうも、在宅ワーカーの長十郎です!
ニトリのNポルダってご存知ですか?
CMでも話題になっていて、店頭では品薄、ネットでも取り寄せ必須になっている人気の突っ張り式ワイヤーシェルフです。

我が家はニトリヘビーユーザーでして日頃からとてもお世話になっているのですが、今回仕事部屋の模様替えに伴ってNポルダを購入してみたので、レビューさせていただきます!
- Nポルダは本棚兼PC棚として使えるのか
- 結局なにを買えばいいのか(おすすめ購入セット)
- 天井や壁への負担・設置条件
- 地震で倒れないか?実際に揺らしてみた結果
- コミック・文庫本が何冊くらい入るか
- 3年使ってみてどうだったか
正直なレビューを記していきますので、参考になりましたら幸いです。
それではどうぞ!
結論と要約(忙しい人向け)
まず結論として、Nポルダ導入して正解でした!!
そもそも私がNポルダの購入を決めたのは、以下の問題があったからでした。
我が家の仕事部屋の問題点
- どう模様替えしてもオシャレな書斎にならない
- 大きい本棚を置くと圧迫感が出てしまう
- PCを床に直接置きたくないが、机の上に置くと圧迫感がある
- 用紙ストッパーのないプリンターの置き場所がない
これらの問題が全部解決しました。
3年使ってみた総評
2022年に導入してから約3年。結論から言うと、今も毎日快適に使っています!
突っ張りが緩むということもなく、一度も調整したことがありません。
棚板のたわみはほぼなく、コミックをギチギチに詰めた棚でもたわんでいませんね。
さすがに辞典とかアルバムとか重たいものばかり置いてる棚は若干たわんでいますが、それでも水平器で測ったらやっと分かるかな?ぐらい。
強いて言えば今まで大地震には見舞われていないので耐震性は気になりますが、倒れたことを想定しておけば問題なし。総合的に満足しています。
向いている人・向いていない人
Nポルダが向いている人
- 狭い部屋で壁面を本棚+PC棚にしたい人
- 賃貸で大きな本棚を置きづらい人
- 壁に穴を開けずに壁面収納を実現したい人
- 模様替えの自由度を残しておきたい人
Nポルダが向いていない人
- 重量級の本をギチギチに詰めたい人
- 強い地震が頻発する地域で「絶対に倒れてほしくない」人
- 天井が弱い・下地がない部屋に住んでいる人
- 一人暮らしで組み立てを手伝ってくれる人がいない人
地震対策は完璧ではありません。机としても制約があります。
この記事では、良いところだけでなくデメリットも正直に書いていきますので、購入前の判断材料にしてください。
おすすめ購入セット(これだけ見ればOK)
「結局なにを買えばいいの?」という方のために、私が実際に購入したもの+あとから買い足したものを一覧にまとめました。
迷ったらこの順番で検討してください。
①本体(まずこれ)
私が購入したのは2連・幅177cmタイプです。8畳の部屋にちょうどいいサイズでした!
2025年現在は2連セットだと幅100、120、140、160cmから選べます。
我が家のと似たものだと2連なら160cmになりますね。3連だと180cmのものもあります。
177cmは2連だと耐久力の面で不安だったのかな?おそらく改良されたのだと思います。
これから買うやつなら間違いなくうちのより頑丈!
棚を設置する予定の壁にエアコンがあったので一面シェルフにするわけにはいかず、エアコンのスペースが作れるようこの幅のものにしました。
②追加棚板(必要なら)
本体セットに棚板は6枚付いていますが、本棚として使うなら追加で4枚あると収納力が上がります。
③こぼれ止め(上段に本を置くなら必須)
上段に本や物を置くなら、地震対策として必須です!
揺れたときに本が落ちてくるのを防いでくれます。私は2連分の最上段につけたかったので2個購入しました。
簡単に設置できますよ!
④落下抑制テープ(地震が不安な人向け)
棚板に貼るだけで、本や小物が滑り落ちにくくなります。
「こぼれ止め」と併用すると安心感がさらに上がりますね。
⑥組立・設置の必須小物
Nポルダの組み立てと設置には、以下のアイテムがあると圧倒的に楽になります。
電動ドライバー
ネジを回す回数も多いので、電動ドライバーがあるとだいぶ時間短縮になると思います。ないと手が死にます。私は組み立てに2時間以上かかりました…。
電動なら半分以下の時間で済むのでおすすめです!!
下地探し器
天井の下地がある位置を確認するために使います。
下地のない場所に突っ張ると、天井が凹んだり、突っ張りが効かなかったりするので要注意です。
当て板・フェルト(賃貸の人向け)
突っ張り部分と天井の間に挟むことで、跡が残りにくくなります。賃貸で原状回復が気になる方は用意しておくと安心ですね。
購入セットの合計金額
| 商品 | 金額 |
|---|---|
| Nポルダ本体セット(2連幅160cmと仮定) | 18,730円 |
| 追加棚板 3枚 | 3,270円 |
| こぼれ止め 2個 | 758円 |
| 落下抑制テープ | 693円 |
| 電動ドライバー(既に持っていれば不要) | 2,280円 |
| 下地探し器 | 1,067円 |
| 当て板/フェルト | 115円 |
| 合計 | 26,913円 |
同じくらいの収納量の本棚だと6万くらい、オープンシェルフ(背面の板がないタイプ)でも3万超えるので、かなりのコスパの良さです!
設置前に必ず見ておきたい「天井と壁」のチェックポイント
Nポルダの大きなメリットのひとつが、壁を傷つけないこと。
突っ張り式なので、壁に穴を開ける必要がありません。賃貸でも安心して使えます。
ただし、天井の状態によっては設置できない・設置しても危険な場合があるので、購入前にチェックしておきましょう。
天井の仕上げと下地の確認
我が家の天井はクロス仕上げ+石膏ボードでした。突っ張る前に、下地探し器で下地の位置を確認しました。
下地探し器がない場合は、天井をコンコン叩いて音の違いで確認する方法もあります。
天井チェックのポイント
- クロス仕上げ+石膏ボードの場合、下地がある位置を狙う
- 下地探し器(ホームセンターで1,000円程度)があると安心
- 天井を押してみて明らかにたわむ場合は要注意
賃貸で気にするポイント
我が家は持ち家なので原状回復はさほど強くは気にしませんでしたが、賃貸の方は以下の点を気にした方がいいと思います。
- 突っ張り部分にフェルトや当て板を挟んだか
- 天井に跡が残りそうか
- 退去時にどう対応するか
こういう天井・壁の家は避けた方がいい
以下のような場合は、Nポルダの設置は避けた方が無難です。
- 天井を押すと明らかにたわむ
- 天井がクロス仕上げではない特殊な素材
- 下地がどこにもない
- 天井高が対応範囲外(Nポルダは最低220cmから設置可能)
不安な場合は、管理会社や専門業者に相談するのが確実です。
組み立て・設置の注意点
組み立てや設置においての注意点は、人員はできれば二人ほしい!という点です。
組み立てだけのことを考えると、大半は一人でもできます。
ただ、組み立てたものを最後に壁に沿って立てて突っ張る作業は、二人いた方が圧倒的にスムーズです。
1連のものだったら一人でもできると思いますが、2連のものだとちょっとキツいかな……
3連のものは二人じゃないとたぶん無理です。
また、Nポルダは部品数が多くて、それを梱包しているビニール類の量も多いです。
長十郎45ℓの袋がいっぱいになるくらいゴミ出たよ
一人だと、今は使わない部品とかとりあえず置いときたいゴミとかを整理しながら、あっちこっち移動しないといけません。
二人いれば、
- 組み立てメインで作業する人
- 部品の整理、ゴミの片付け、組み立ての補助をする人
で分けると超効率的に組み立てられます。
……と言っといてなんですが、私は最後突っ張る作業以外はひとりでやりました。
ただ2時間以上かかります。二人いた方がいいです。説明書にもそう書いてありました。
長十郎一人暮らしの人は友達とか召喚するべし!
あとはさきほども書きましたが、電動ドライバーがあるとだいぶ楽です!
本棚兼PC本体棚の使い勝手
ここからは、実際にNポルダを本棚兼PC本体棚として使ってみた感想を詳しく書いていきます。
見た目と圧迫感
Nポルダを導入したところ、部屋に立体感が出ました!
BEFORE

AFTER

めちゃくちゃオシャレとはいかないのは私のセンスの無さです
どうでしょう?
若干書斎らしくなってませんか?
まあ書斎っぽくないのは、置いてある本のほとんどが漫画だからだと思います。主に私のせいですね。ニトリさんのせいではありませんw
壁面収納が楽に叶うのはNポルダの大きな魅力のひとつですね。
ワイヤーシェルフNポルダのいいところは、一般的な本棚と違って背面の板がないところ!

ワイヤーシェルフなんで当たり前なんですが、本棚の代わりを探していた私にとっては渡りに船。
背面がなく白い壁紙が見えることで、圧迫感がなくすっきりして見えるようになりました。
PC本体棚としての使い勝手
3つめの問題点だった、デスクトップPC本体の置き場所。
デスクトップ派の方、どこに置いてますか?
恐らく床に直接置いている方が多いと思うんですが、個人的に、排気口にホコリが溜まるのが嫌でですね。
掃除すれば済む話なんですがズボラなのでそれすら避けたくて。
床から30cm以上離すと一気に溜まりにくくなるので、何かの上に本体を乗せておきたいんです。
今まではL字デスクの上に乗せてたんですが、真っ黒で存在感がデカいので、デカい本棚とともに圧迫感がすごかったんですよね。

収まりは良かったのでこの状態で数年間使ってたんですが、やっぱり机の上に物がたくさんあると全然すっきりして見えない。
ただでさえデュアルディスプレイでゴツめの仕事環境なので、もうちょっとスマートな感じにしたい。
それが、Nポルダだと机の上の機器たちがすっぽり収まりました!!


ちょうどこの本体の裏にコンセントがありまして、背面と側面がワイヤーだからこそPCに繋いだケーブルたちが最短距離で挿せるんですよ。
本棚だと当然板に邪魔されるので、コンセントの位置によってレイアウトに制限が出てしまいます。
長十郎Nポルダだと模様替えの選択肢が広がる!
机の上がめちゃくちゃすっきりしたので、むしろこんなデカいデスク要らないなと思い始めてます。
もう少しコンパクトなものに変えてもいいかもしれません。
プリンター&周辺機器の配置
うちにあるプリンターはスキャナもなにもついてない安物でして、印刷した用紙を留めておくストッパーすらないんです。
なのでたくさん印刷する時はいちいち手で受け止めたりしてました。
それが、Nポルダに収めたところを見て下さい!!

棚板とデスクの天板の高さを合わせたので、印刷された用紙がちょうど机に吐き出される位置に置けたんです!
長十郎これで印刷したやつほったらかしてても大丈夫!
収納冊数の目安
「Nポルダを本棚として使いたい」という方が一番気になるのは、何冊くらい入るのかですよね。
Nポルダは元々本棚としては作られていないので、本を収納するには棚板の奥行きが深いです。
コミックと文庫本はもちろん、大判コミックや参考書も全部2段で収納できる奥行きがあるので、私は遠慮なく詰め込んでいます。
我が家の収納冊数(実測)
| コミック(通常サイズ) | 約100冊 |
|---|---|
| 大判コミック | 約60冊 |
| 文庫 | 約60冊(厚さによる) |
| 新書 | 約30冊(2段式には置けない) |
我が家のNポルダは幅177cmなので、160cm幅を検討している方は数冊少なめ、180cm幅を検討している方は数冊多めと見積もるといいと思います。
Nポルダは地震で倒れる?実際に揺らしてみた
私が思うNポルダのデメリットは、地震に対しての不安ですね。
素の状態の揺れ方(導入直後)
組み立て終わって天井に突っ張ったあとに強度を確かめてみたんですが、何も載せてない状態だとグラグラします。
力任せに揺すったら突っ張りが外れてしまいました。
なので、気にされる方は不安になるかな……と思います。
本当に危険なのは「落下物」
いろいろ載せ終わった今の状態なら、揺すろうとしてもビクともしないです。
ただし、本当に危ないのは「載せているものが落ちてくる」ことです。
長十郎特に注意が必要なのは以下のケース!
- 上段に重いものを置いている場合 → 頭に当たると危険
- 子どもやペットがいる家庭 → 予測できない動きをする
- 寝室に設置している場合 → 就寝中に地震が来ると避けられない
「本体が倒れてくる」よりも「上に載せた本や物が落ちてくる」方が現実的なリスクです。
だからこそ、落下対策は必須!
対策:こぼれ止め+落下抑制テープ
私と同じように本棚として活用したい場合は、以下の対策をおすすめします!
①こぼれ止め(上段用)
ニトリ純正のパーツで、側面のワイヤーに引っ掛けるだけで設置できます。上段に本を置くなら必須。
②落下抑制テープ(棚板用)

棚板に貼るだけで、本や小物が滑り落ちにくくなります。
こぼれ止めの詳しい設置方法は、別記事で解説しています。
下記の地震対策パートをご覧くださいね。

DIYでは限界があるケース
以下のような場合は、DIYでの対策には限界があります。
- 天井高が高く、シェルフ全体が長い
- 重いものを大量に載せている
- 地震が頻発する地域に住んでいる
- 小さなお子さんやペットがいる
- 寝室に設置している
プロへの相談も検討なさるといいかもしれません。
「nポルダ 危ない」で検索してこの記事にたどり着いた方へ。
正直なところ、「絶対に倒れない」とは言えません。
我が家では今のところ問題なく使えていますが、設置環境や使い方によってリスクは変わりますのでご注意ください。
不安を感じるようでしたら、まずは「こぼれ止め」と「落下抑制テープ」だけでも導入をおすすめします。
我が家は子どもの出入りが少ない仕事部屋で、上に載せているのは本のみにしています
3年使って分かった耐久性とメンテナンス
突っ張りの緩み頻度:ほとんど調整していない
棚板・天板の反りやキズ:ない
固定パーツの緩み・ギシギシ音:ない
小さな地震は数回ありましたが、特に何も影響はありませんでした。
Nポルダに関するよくある質問
- Nポルダは危ない?
-
設置条件を満たしていれば日常使用は問題ありません。
ただし、以下のような場合はリスクが上がります。
- 天井の下地がない場所に設置
- 重いものを上段に大量に載せる
- 突っ張りの調整を長期間していない
「倒れない保証」はありませんが、本体自体はそこまで重くないので、倒れても大怪我するようなものではないと思います。落下物の対策をしておくことが大事です
- 地震で倒れない?
-
「倒れない」とは言えません。幸い大きな地震は経験していませんが、できる限りの対策はしています。
- 天井に穴・跡は残る?
-
突っ張り式なので穴は開きません。3年使っていますが、今のところ目立つ跡はついていません。
賃貸の方は「当て板・フェルト」を挟むのがおすすめです(購入セット参照)
- 値段に見合う?
-
我が家の場合、総額26,913円でした。
同じ収納力の本棚と比べるとかなり安いですし、1つで本棚・飾り棚・デスクの補助といくつもの役割をこなせるのでコスパ抜群だと思っています。 - 一人でも組み立てできる?
-
組み立て自体は一人でもできますが、最後の突っ張り作業は二人いた方が確実です。
詳しくは「組み立て・設置の注意点」を読んでください。
Nポルダを本棚としてもっと使いやすくしたい人へ
本棚として使っていると、こんな悩みが出てきます。
- 奥の本が取り出しにくい
- シリーズが前後2列に分かれてストレス
- どこに何の本があるか分からなくなる
私もまさにこの悩みを抱えていたんですが、100均アイテムで一気に解決しました!
詳しいカスタマイズ方法は別記事でまとめています。
\ Nポルダ本棚の収納力を最大化したカスタマイズはこちら /

まとめ
以上、ニトリのワイヤーシェルフNポルダのレビューでした!
- Nポルダは本棚兼PC棚としてもバッチリ!
- 地震で倒れない保証はない → 落下対策が重要
- 組み立ては二人でやるのがおすすめ
- 3年使ってもたわまずカスタマイズ性も高くて満足している
購入を検討している方へ。
迷ったら「おすすめ購入セット」の①〜③だけ買えばOKです!
最低限これだけ買えば大丈夫◎
- 本体 → まずこれがないと始まらない
- 追加棚板 → 収納力を上げたいなら
- こぼれ止め → 上段に物を置くなら必須
全てのラインナップや追加パーツについては、公式ページをご覧になってみて下さい。
長十郎組み合わせのシミュレーションもできるよ!
\ Nポルダの全てがわかる /
それでは!
\ 他のニトリ製品についてのレビューもしてます! /


